体が原色に侵されそうな時がある。
それはいつも唐突にやってくる。
怖くて、怖くて、何か描かないと壊れそうになる。
世界がなのか、自分がなのか分からないけれど。
塗りたくって、
塗りたくって、
逃げて、逃げて、
何にも追われてないと知って、虚ろになって、
ぼろぼろ泣きながら、
いつも求めて、そっと祈る。
壊さないで。