#001
[虹式]
雨+太陽+美しいものを見たいと願うこころ






#002
全身鏡に写る私が哂う
詰まって、痒くなって、眠れない
不安を抱えたまま
どこまで飛べるだろう
暖房の残り香の中
とまらない時計の音





#003
静寂の中で
心は死んでいった。
僕が僕を殺した。





#004
「特別であること」
それは必然的に孤独を伴う言葉である。
「人々」は
それを別視し、蔑視し、隔たりを作る。
永劫続く畏怖、
半透性のセロハン一枚分ズレの生じた世界。





#005
頬の筋肉に有りっ丈の力を込めて
作るは無表情
怒れるほど子供じゃない
笑えるほど、強くもない





#006
望んだものは砕かれる。
止まらない悪夢ばかり現実になっていく。
いっそ世界の終わりをリアルに夢見てしまいたい。





#007
ほら消えた
ひだまり消えた。
またこの牢獄の中に
僕ら、一人きり。





#008
怯えているのは私自身だ
虚勢をはったところで
一人きり、
鏡の私に嘘はつけない。





#009
「自分がこんなに弱いなんて思っても見なかった」
口にして分かった。
期待されるのが怖かった。
出来なかったときの溜息が怖かった。
いらないなんて言われたくなくて。
でも分かった。
分かってしまった。
僕に一番期待していたのは僕だ。





#010
Everything confuse me
Everyone admire me
Nowhere let me hide
I faint,Ifaint